ここでは急に入ることの多い訃報に備えて、知っておきたい葬儀の知識をまとめてみました。訃報をいただいてから葬儀の前に故人と対面する機会をいただけた際には、余程の事がない限りお受けするのが礼儀とされています。
その時の服装は喪服よりも平服が良しとされ、理由としては、葬儀もまだなのでご家族の方々も喪服でない事があるため失礼にあたることもあるからです。他にもお焼香の回数や作法、これは宗派などで変わりますがその宗派の作法を知らなくてもさほど支障はなく、心をこめお焼香をすることで問題はないとされていますが知識として知っておくのも良いのではないでしょうか。
そしてもしも参列が出来ない時のため、弔電の申込方法を知っておくことも大切です。お悔やみの電報は郵便局の窓口や電話での申し込みも可能ですので、これらの知識を頭の隅に置いておくと良いでしょう。
葬儀での食事に関する知識で通夜の弔問客に酒食のもてなしをすることをお清め、または通夜ぶるまいといいます。故人が亡くなった日から喪に服すことになります。その場合、生ものや肉類でなくて、精進料理が好まれます。
ですから生ものや肉類ではない、助六寿司でもてなされるのが一般的です。通夜から葬儀、初七日と一連の法要が終わった後には、僧侶を始め、葬儀でお世話になった方々を慰労するために精進落としが行われます。精進落としとは、再び日常生活に帰るときに行われる行事であり、肉食を精進落しの象徴としている所が多いです。
これは初七日の間は、精進料理を食べた習わしからきていて、忌明けの食事という意味があります。初七日は本来、死後7日目に行うものですが、現代では合理化されてほとんどの地域で火葬場から戻った後に行うため、精進落としも繰り上げて行われます。